※注意:
テニプリの好きキャラを自分の旦那さんとして扱っております。
その旦那を交換するという、物語です。
嫌悪感違和感のある方はスルーしてください。
Copyright©Rin Kubota
テニプリキャラ指定:跡部景吾&忍足謙也&忍足侑士の3人が
登場します。ご理解いただける方のみどうぞ。
パートナー交換:
跡部景吾・あき夫婦 & 忍足謙也・凛夫婦
(サブタイトル横に筆者名記載して有ります。
うちはあき&久保田凛の合作です。)
(凛ちゃんのブログはこちらです♪)
【真相】(by凛)
コーヒーを入れて、景吾くんに渡すと
「紅茶・・・」
と彼は一言小さな声で呟いた。
「え?コーヒーあかんかった?」
「何でもねぇ。・・・いや・・・あきの奴は、紅茶が好きなんだ」
そう言った表情がとても柔らかくて、その表情に今更ながらやけれど、ちょっとドキリとした。
「そうなんや。景吾いい顔してる。うんうん、素直でええ感じ!」
などど、ふざけて言ってからようやく本題。
「・・・正直言うて、全部はわからんねん。
わからんけどこれは仕組まれたことやった。
って言うか、「仕組まれた」って言う言い方おかしいかもしれへん。」
「どういう意味だ?」
「そもそも、最初から変やったやん。
一体どっちが勝ったからって何のメリットがあるん?
その上こんなに身近なカップルがパートナーの交換なんて有り得へんて。
『夫婦の愛を確かめるようなゲーム』って、ある意味自分の気になるとこつかれてるだけの事で。
他人にとったら、何も関係もあれへん。」
コーヒーを口に運びかけた景吾君の手が止まる。
「そうか・・・・そう言う事か・・・・ったく、俺様としたことが・・・」
(景吾はここに来る前にこの事を相談した相手との会話を思い出していた)
「・・・うん。多分・・。てか、間違いないよ。
きっと謙也は景吾君からの手紙読んだ時点で誰の仕業なんかは、もうわかったと思うわ。
だから・・いや、だからって言うと又誤解受けそうやけど、それもあって、万が一よ、万が一、あきちゃんが謙也を誘惑するようなことがあっても、
あきちゃんとは何もないままやと思うねん・・」
「正直に言わせて貰うけど、一日、景吾君と一緒におって感じた。
こんなええ男、いくら自分の旦那さんやったとしても、奥さんの立場やったら、マジで色々不安にはなることあるやろなぁって思った。
景吾君のその洒落た所もかっこええととこも全部本物やから。
・・・奥さんにも、あきちゃんにも同じなんちゃう? 接し方っていうか・・・。
甘えたらええのに。性格やからしゃあないやろうけど、
『素直が一番』『弱み見せたもん勝ち』意外と女て、そういうのが特別キュンと来んねんて。」
「・・・飾らねぇな、おまえは」
「・・・ってか、うちら、二人とも飾るもんが何もないねん(笑)」
「俺もあきに飾ってるつもりはねぇ・・・が・・・、違いねぇ見栄はあるのかもしれねえな。」
「うん。今のままの景吾君はほんものやし、あきちゃんの前でも本物やろうと思う。
それはそんでいいんやと思うけど、でも、弱み?とか、かっこ悪いとこ、見せてくれるんが嬉しかったりもするねんて。
それはうちもあきちゃんも共通なんやと思う。」
「そうか・・・親友(あいつ)・・・か。」
「親友(あのひと)やね。お見通しやねんわ。こっちは従兄弟やしね。」
煽るようにコーヒーを口に運んで
「ったく、ややこしい事してくれやがるぜ」
「『仕組まれたゲーム』や無(の)おて、『贈り物』やね。
恋愛小説好きやし、ドラマチックな人なんよ。」
「こんな恋愛小説があるとも思えねぇがな・・・」
と言いつつ顔は穏やか。
そして空のカップを持って立ち上がる。
うちも同じくコーヒーを飲みきって立ち上がった。
「待ち合わせまで、まだちょっと早いけど、下降りるよね?」
と声を掛けた。
「ああ、そうしよう」
と、お互い片手には空のコーヒーカップを持ったままやったんやけど、不意にもう片方の手を取られた。
あっと言う間のことで言葉を出すことも出来なかった。
「一度しかいわねぇぜ。 Thank you 」
そして取られた手の甲に軽くKiss。
今まで偉そうに話してた事に対してもその視線にも急に恥ずかしくなってしもた・・・!
(だ、だらか、そう言う事を自然にしてしまえる人やから、あきちゃんが心配するんやっちゅーねん・・・)
うちは心の中で呟いた。
が、彼はそんなうちを気にする風もなく
「行くぜ」と勢いよくドアを開けた。
後を追って廊下に出る時に今までいた部屋に目をやると、窓の外に青々とした空が見えた。ごっつ、ええ天気や。
なんか自分の気持ちそのものやわ、と心地いい気持ちに包まれた。
その真っ青な空に浮かぶ真っ白い綺麗な雲。
白。
白は謙也の好きな色や・・・・・・ああ、早く謙也に会いたいな。
自然に笑みがこぼれる。うちも向き直って景吾君の後を追って部屋を後にした。
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あとがき: 今回は【真相】のみです。^^
ゲームの仕掛け人は、実はそれぞれのカップルに必要な「何か」を
プレゼントした贈り主だったわけです。。。
さて、次回はやっと最終話です。 あとちょっとだけお付き合いを・・・
8 件のコメント:
もう終わりか~~。って描ききるとちょっと寂しい(笑)蔵で描くのも楽しんだけど、謙也は格別だった。
なんかこの二人(べ様と)の雰囲気の差もいいのかもしれないな。
てんで違う空気を持ってるのがメリハリつけやすくて。
もう1回になりそうだけど、長きにわたりほんとありがとうね~!!!!
★凛ちゃん★
そうだね。
終わっちゃうとちょっと淋しいかも~~!!
謙也は好きキャラの一人だったし、景吾とは全く違うタイプだったので、凄く楽しかったです。
こちらこそ!! どうもありがとう!!
明日最終話アップ予定です。^^
最終話、凛ちゃんのとこで読んできたよ~。
素敵なお話だったわ^^
侑士、可哀そうだったねー。
侑士の続編をお願いします(笑
★シュウちゃん★
最終話読んでくれたんだ~~
ありがとう!!
素敵小説を書くシュウちゃんに
褒められると嬉しいよ~~!!!
侑ちゃんはね・・・確かに可愛そうな
ポジションだったよね。(笑
続編は相方さんがやってくれる・・・かな??
違う方へ話が行きそうですが・・・
どうでしょう。(笑
わたしが一人で書くとそのままBL ZONEに流れるのは免れません。
跡忍よりW忍のが好みなんでそっちに話がいくと思われます。
オッシーは結局跡部が忘れられない、が謙也が慰める的な・・・・ね?やめたほうがいいでしょ?
どこまでも腐っててすいませまん・・・
いやでも楽しかったね~~。
★凛ちゃん★
ははは!!
やっぱり、違う方へ・・・!!
それもまたいいかも。 W忍でお願いします。
なんとなく景吾と謙也は違いすぎて
絡みにくい気がするんですが・・・??
はっ!! まじめに考えてしまった!!(爆
跡謙じゃなくて謙跡にして謙を黒くすれば書きやすいんじゃないかとじゃは思うんだけど、オッシーが絡んだほうが味があるしいいかと・・ってこっちも本気で考えちゃうわけだね・・・やっぱ謙忍かな。(ひつこくてすいません)
★凛ちゃん★
>謙跡にして謙を黒くすれば
ぎょっ!! 黒い謙・・・斬新だ!!
やっぱりおっしーもいれよう!
・・・ってやるのか??? ははは!!
じゃあ、謙忍でキマリ~!!
えええ??
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