2008-05-22

ドリバトン? お題: 旦那交換 ~テニプリコラボ~ "ONCE IN A BLUE MOON" (4)

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※注意: 
    テニプリの好きキャラを自分の旦那さんとして扱っております。                     
    その旦那を交換するという、物語です。     
    嫌悪感違和感のある方はスルーしてください。
     Copyright©Rin Kubota 
    テニプリキャラ指定:跡部景吾&忍足謙也&忍足侑士 
    の3人が登場します。ご理解いただける方のみどうぞ。

 
パートナー交換:

跡部景吾・あき夫婦 & 忍足謙也・凛夫婦
(サブタイト
ル横に筆者名記載して有ります。  
うちはあき&久保田凛の合作です。)


(凛ちゃんのブログはこちらです♪)


 【景吾・凛サイド ~テイク~2~】 (by 凛)


宿泊予定のホテル。
その1階にはティールームやしゃれたショッピングゾーンがある。

「うち、普段はカジュアル系しか着えへんねんけど・・」

「まあ、それはそれで悪くはねえけど、最上階のラウンジだぜ。シックに行こうぜ。俺もスーツにするんで、見合うように。
おい!」
指をならして、店員を呼ぶ景吾。

「彼女に似合いそうな服をチョイスしてみてくれ」

それだけ言うとこちらに向き直って

「1時間は掛かるだろう。俺は部屋で着替えて先にラウンジで待ってるぜ」と行ってしもた・・・。

お~い。。。

ラウンジって1箇所?
最上階って??

謙也は待つのは嫌いだけど、別々に行動することのあまりない人だからな~・・・何もかもが謙也と違いすぎる。

んじゃなくて、景吾君のことをきっと、普段はあきちゃんが全部把握して動いてるんだろうなて思う。

謙也とショッピングに行ったら、

「これええやん?一回着てみ?サイズ合ったら買ったるし」
「俺の服も見て?やっぱ、さっきの凛の服とやったら、このシャツなんか結構合う気がせん?」
って始終何だかんだ、しゃべってる。

うちはといえば、服がどうとかより、そういう謙也見てるんが楽しいんやけどね。

そんな事思ってたら店員さんが色々運んできてくれた。

って。。。言うてもなにこれ?背中開きすぎ!?
げ・・・なにこれ・・・超ミニとか??

あ・・・でもうちのこの身長で合う服、既製品じゃそうそうないねんよね。

結局、黒の膝丈のキャミ風のドレスとそれに合いそうな上着を選んだ。
そうしたら、店員さんから
「跡部様からお預かりしておりますのでこれを」と手渡されたジュエリー。
煌びやかなダイヤ?(まさかね?)のちりばめられたしゃれたネックレスと、ピアス。
ピアスは3つあいてるんやけど、いつ知ったんやろ・・ちゃんとみっつ、うまく並ぶように別のものをチョイスしてくれてある。

髪もちょっとセットしてもらって・・・メイクも・・・って誰これ?うち?

今謙也に会っても、うちやって気が付かんかもしれへんな・・・。
そう思いながらなれないパンプスを履いてみる。
なんだか、変身したみたいで。えらいこそばいなあ・・・。

とりあえずお礼を言って、最上階へ向かう。
エレベーターは意外と混んでいて、なんだか自分の姿にドキドキしつつ、視線も(誰も見てないだろうに)気になって落ち着かず、最上階で降りる。

ドアが閉まる瞬間エレベーターを振り返った時に、
後ろ向きで立ってた、スーツの人・・・最上階なのに降りへんのかな?

と、思いつつ、

ラウンジてどこ?と見渡す。

ああ、エレベーター前に入り口があったから一安心。
入り口で名前を告げると、景吾のところに案内された。

「おまたせやったね。景吾」
横に立ったうちをみて、とても驚いた顔をしている。

「凛?
いや。よく、似合うぜ・・・うん。センスもいいじゃねぇか」
と、気に入ってくれた?ようだった。
「ネックレス、先にチョイスしてくれてたん?驚いた。
「ああ、選んだのは店員だが、服だけじゃな。たのんでおいたんだ。」
さすが、ぬかりない・・。

「外、暗くなってきたね。」
「ああ、夜景もいいもんだぜ」
「まずは乾杯だ」
「そうやね」
お酒は強いほうではない。あまり飲んでしまうと後があかんわ。。

それから屈託のない話と豪華な料理を楽しんだ。

かなりの時間色々普段聞けないようなドラマチックな話を聞いて楽しんでいた。
もう何杯目だろう、グラスをあけて、景吾が言った

「覚悟、してきたのか?」
「景吾は、どうなん?」
しっかり瞳を見て話す。

「綺麗だぜ」
自然に笑った顔で急にそう言われた。

「・・・夜景が?」
そう答えると、クククっと可笑しげに笑って

「根っからの関西人だな。落としにくくてかなわねぇな」
と苦笑している。

ギブなら、かける電話番号は聞いてある。

「何かあったら、迷わんとかけるんやで」謙也はそう言ってくれてた。


今のところ謙也からはメール一つ来る事もない・・・。

あきちゃんは・・・多分謙也が昔憧れていた人・・・。
それを景吾君が知ってるかどうかは疑問やけど・・・。

そんな事を考えてたら、
「もう一杯どうだ?」
そう言われ
「うん。じゃ、景吾と同じものを」と頼んだ。
普段の飲む量の倍は飲んでるわ・・しかもチャンポンやし。

とにかく感傷的になってしもたらあかん。

決めた・・・そうしよう・・・。

ウエイターが持ってきてくれたグラスをかざして、一息ついてから言うた。
「景吾、もう一回乾杯しよう。
飲んだら・・・部屋に。
それから・・・うちと朝まで付き合って・・・。」

少し酔いが回り始めていたような景吾やったけど、その言葉に目を見開いた。
「・・・」

彼も迷っているんだ。ハッキリ感じる。
でも、女の方からそういわれて、
即答で
「お断り」
とも言えない人なんだろう。


とりあえず謙也からの連絡もないままなんだ。続行って言うことなんや・・。

そういうことは、あっちが進行していると見るしかない。
一夜だけのドリームやん。

全部夢なんや、きっと。きっとそうや。



店から出る時には自分の足元もかなり怪しい状態だった。
エレベーターを待つ間、少し足元の怪しいうちは景吾に肩を抱かれるように支えられていた。
それが嫌だという感じは全くしなかった。

少しの間、景吾と話しながらエレベータを待った。

エレベーターがきて乗り込んだ時、
「おい」と声をかけられた。
「本気か?」
それには答えず外を眺めて景吾の肩に寄りかかってみる。

部屋の階に到着、自然に肩を抱かれたまま、ゆっくり、部屋へ向かった。



謙也。。。



 【謙也・あきサイド ~テイク~2~】 (by あき)


真っ暗になったビーチをあきと手を繋いで歩いていた。
俺はといえば、だんだん凛の事が気がかりになってきてた。
せやけど、ここにあきを置いて凛を連れ戻しにはいかれへんやろ?

あきがこのまま続けるいうのやったら・・・

そんな事を考えてたらあきの手を離してもうた。

「謙也? やっぱりやめたい?」

俺のことを覗き込んでそんな事を聞くあきが妙に可愛く感じて、
慌てて手を握り返した。 

「そんなことないて。 ホテルへ戻って、レストランでもいこか?」

「そうだね。」


あの『挑戦状』に書いてあった通りの豪華なホテルだった。
私はせっかく謙也からもらったお花が枯れない様に、
コンシェルジュに部屋に綺麗に活ける様お願いした。


「ここの最上階に景色のいいレストランがあるて言うてたで。」

「謙也、ここじゃなくて、外に行ってもいい?」 

 

そんなとこ行ったら景吾がいるに決まってる・・・
景吾のこと見ちゃったら、きっと続けられないだろう。
こう見えても結構いっぱいいっぱいなんだから。


「ほら、地元の人たちが行くような家庭的なところの方がいいな。」

「ええけど? ほな、ちょっと待っとって。」


謙也はコンシェルジュとなにやら話している。


「どこかいいところあるって?」

「ん。ちょっと離れてるけど歩ける距離や。」


レストランはこじんまりしていて、テラスにもテーブルがあった。
バンドも入っていて、それぞれのテーブルで演奏してくれる。

「ステキな奥様へ音楽のプレゼントはいかがですか?」

私たちのところにも来てくれた。
外国ではよくあることなのに、とても恥ずかしそうにお願いしている謙也の
表情は綺麗な顔とはアンバランスで、魅力的。
この顔を見るためなら何度でも意地悪できちゃうだろうって・・・
イケナイ事考えてしまった。

凛ちゃんも黒くなったりするんだろうか・・・??


音楽を聴きながら、前に景吾と行ったニースのレストランを思い出していた。
そう、ここと雰囲気が良く似たあのお店。。。 
なんの連絡もないな・・・景吾ならいつも連絡くれるのに。
ううん。 ダメダメ!! 今夜は謙也と楽しもう・・・ 

「あかん。めっさ照れるやん。」

「そんな謙也って、好きだな~~。」

「おい!!」

あ~、その顔!! もっと見たくなる。
私ったら・・・きっとワインのせいね。

ほろ酔い加減には心地よい海からの風。。。
私たちはとても気持ちの良い時間を過ごした。




俺達はエレベーターに乗り込んだ。

「あき、ほんまにええんか? 止めるんやったら、今しかないで。」

「謙也次第だよ。 どうしたい?」

俺はあきの本心を探るように瞳をまっすぐ見て言った。



「ほな、朝まで付きおうてもらう。」



朝まで・・・か。 

はっきり言って謙也からこの言葉を聞くとは全く思っていなかった私。
どうしよう・・・ そしてもう部屋の前。


~ to be continued ~

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あとがき: ストーリーも中盤にきました。。。 それぞれのカップルが相手カップルを
       気にしつつも楽しんじゃってる・・・って感じだけどその先には何があるのかしらね。
       跡部くんも謙也くんも相変わらずマイペースです。
       少しは、進展するのかどうか・・・
(^^;



        


MUSIC BY HYOTEI ETERNITY, "FUJYORI"


6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ピヨがうたってる~~~。

なんかこんな夜がほんとに有ったら、相手を思い出さないまま意識飛んでそうだけどね。(笑)
諏訪部さん。。いや景吾に耳元で俺様なせりふとか言われたら謙也吹っ飛ぶんじゃないかって思ったり。これの裏書きたいな・・・とか。(ひ~~。あ裏ってか腐で。。。)

うちは あき さんのコメント...

★りんちゃん★

意識飛ばない方がおかしいかも~~!!
そうなのよ、ひよが・・・あのまんまの声なんだよね。

>謙也吹っ飛ぶ
ははは!! じゃあ、しっかり受け止めてもいいの??<謙ちゃん
あ!! 腐の裏か・・・ははは!!
じゃあ、それもする??
あ~、もうビョーキだよ!!(爆

匿名 さんのコメント...

おほほ~♪いい雰囲気だわん、奥様!!

この続きがめっちゃ気になるわ~!

なんだか大人ないい雰囲気の恋愛って感じだわ!いいわ~いいわ♪ちょっと憧れるな。

もう奥様たちを見習いたいわ~!まだまだ微温いから、わたくし~☆オホホ~!

最後どうなるのかしら!!私だったら爆走しそうだな!絶対!!(ごめんなさい☆私の主人s!!爆)

うちは あき さんのコメント...

★ピロちゃん★

>大人ないい雰囲気の恋愛
ありがとう!!
そう感じて頂けたらうれしわん♪

>まだまだ微温い
え?? もしも~し??
あなたが微温かったら、私達は小学生レベルだわ!! ははは!! 

>私の主人s!!
しっかり、”s”になってるよ!!(^^;
やっぱり、あなたは1000枚くらい上手ね!!
最近、あのかたより、上手度が高いわよ!!(笑

匿名 さんのコメント...

~してる顔とか、そんな顔してる顔見たいって男の願望でもあるけど、女の願望でもあるよね!!!
これさ~すごくいいのが家庭的な料理屋に行きたいって言ったAKIちゃんがすごく可愛いな!!! ホテルの豪華レストランもいいけど
自分もコジンマリした家庭風な料理屋が好きだわ~~~、ワインも上手そう(←お前は食い気か??)

何かすごーく色気のあるデートだよ(≧∇≦)

アタシもニオとフランスでデートしたい♪それは甘い甘い旅になるでしょう・・・

うちは あき さんのコメント...

★アリエルちゃん★

>そんな顔してる顔見たい
そうなんだよ~~~!!
書いているうちに謙ちゃんがどんどん好きになっていってね。 凄く可愛く思えちゃって。ははは!!

>ニオとフランスでデート
うわっ!!
こりゃあ、甘甘だね!!
あ~~ 妄想するだけでやばそう・・・!!
シャンゼリゼを歩くふたり。
甘い香りの空気の中でいきなり立ち止まるニオ。
いきなり後ろから抱きしめられて・・・
はあ~。 ニヤ二ヤしちゃうよ~~(*^^*)

妄想するな・・・ってか!?